2月5日 いわき市勿来地区での防災集団移転が決まっている錦須賀の
土地利用について、まちづくり団体との事前打ち合わせがしたいとの
いわき市からの要望があり、勿来ひと・まち未来会議事務所にて行いました。

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錦須賀は、出島のような形状で震災当初から避難路について何度も検討を
行っていますが、中々納得できる避難路の確保が出来ていません。
一つには、背後地に高台がないことやバイパスまでの道が地盤沈下で
すぐに水が溜まってしまうこと、高台に変わる4階建てぐらいの施設が
500m以内に存在していないことなどが理由として挙げられます。
左の図はいわき市が示した錦須賀の避難経路です。500mを超えますが
一番近いところに3階建ての錦東小学校があり、そこまでの道を整備
するという計画図です。

5日はいわき市から、勿来区画整理事務所、復興推進課、都市計画課、
行政経営課、市民協働課、コンサルタントの計8名が見えられ話し合い
を持ちました。

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左の赤い線で囲われているところが、防災集団移転でいわき市が買い上げる
土地です。現在15世帯が残っていますが最終的には11世帯になるとのことです。
今回対象になるのが市が買い上げる土地の利用についてですが、周辺の海や川を
含めて全体の利活用を考えましょうとの意見が出ました。

右の写真は錦須賀をパラグライダーで撮影したものだそうですが、このような
視点で見たのは初めてです。まるで船のような形をしています。この話で盛り
上がりました。周囲の防潮堤が今後2m程高くなるのでまるで要塞か軍艦のような
雰囲気になりそうです。それを活かしたまちづくりも有りかな?と感じます。

この景色は対岸の岩間町の防災緑地から見渡せることが出来るようになり、
相互の連携と利活用のネットワークに繋がりそうです。

これからの会議では新しいまちづくりに希望を盛り込めるようにしたいと
思います。