岩間町に出来る防災緑地の工事が始まりました。
今、被災地だけでも各地で工事が行われており、業者は数年先までの
仕事量を抱え人員の確保や資材の確保が難しい状況になってきています。
この先、東京オリンピックの工事が本格的になってきたら、地方の
工事に影響が出るのではと懸念されます。また、浜通りでは常磐共同火力
と広野火力にそれぞれ50万キロワットの発電設備が東京オリンピックまでに
供用開始が打ち出されており、原発の廃炉作業や地方の社会資本整備に影響
が出るのではと囁かれてもいます。
工事は始まったばかりなので沢山の重機がフル稼働している訳ではありませんが
盛土が奥にあるフレコンパックに出来る防潮堤の嵩上げを予感させます。
これが、2011年から私たちが福島県にお願いして保存してきた防潮堤の欠片です。
当初3個保存していたのですが経年劣化で痛みが激しく一番程度の良いものを一つ
残しました。防災緑地に出来る復興公園に設置され震災遺構として永遠に残ること
になります。
ここに植樹するために企業や学校などにお願いして地元のドングリを育てています。
関わってくださっている皆さんには、是非とも数年後に完成した暁には植樹のセレ
モニーに参加して欲しいと思います。